スーパーで汲める水 |
純水のメリット |
純水とは、不純物が何も入っていない水のことを言います。
逆浸透膜ろ過方式の浄水器を使うと純水に近い水を作り出すことができます。ろ過した次の瞬間には空気に触れて、いろいろ溶けこむので、まったくの純水にはならないわけですが。なので逆浸透膜でろ過された水は、区別するためにRO水と呼ばれたりもします。 |
ところで不純物という言葉を聞くと体に悪いもののような印象を受けますが、必ずしもそうではなくて、例えばミネラルウォーターに入ってるミネラルだって不純物です。つまり体に害のある成分だけでなく、健康に役立つ栄養素もすべて除いた水のことを純水と呼びます。
体に良い成分も除いてしまうのなら、RO水よりミネラルウォーターの方がいいんじゃない?と思うかもしれませんが、そもそも水に含まれてる体に良い成分などは極めて微量で、その点においては、水より食事を気にかけるべきです。そんなことよりも、RO水には大きな特徴があります。それは、極力何も含まない水なので、溶かしこむ能力がすごいということ。
その活用法として、まず一番に思いつくのがお茶出しですね。お湯出しはもちろん、水出しする時は断然有利になるでしょう。筆者も伊藤園のワンポット緑茶 、ワンポットほうじ茶、ウーロン茶などのティーバッグを買って作っていますが(贅沢に1リットルに2袋でお湯出し)、ペットボトルのものよりはるかに安く、おいしいお茶が出来上がります。
自分でお茶作るのって、面倒だからすぐやらなくなるんですよね。でも不思議なもので、水道水で作ると続かないのに、わざわざスーパーに水汲みに行って作ると続けられています。こだわりを持つことで手間は増えるのに、逆に続けられる要因となっているのかもしれません。
その他、昆布からダシをとる場合など、RO水は料理方面で力を発揮しそうです。
その他、魚を飼った経験のある方なら覚えがあるかもしれませんが、水槽に入れた水が蒸発して減った時に、ガラス面が白くなるのは、水の中に含まれているカルシウムが固まったものです。透明に見える水でも、汚れの原因になるんですね。
窓など拭き掃除をする場合は、RO水を使うことで汚れが残りにくくなるでしょう。スーパーで無料で汲めるなら、掃除にも気兼ねなく使えますね。
そして、まだまだ世間を賑わせている放射性物質ですが、RO水が作れる逆浸透膜方式の浄水器だと果たして…?